おと○さん
組長の友人の話をしよう。
組長より2つ位、年上の人で’おと○さん’と呼ばれている人が居た。(今でもいるが)
その人のおうちで呑んでいた時の話である。
当時、おと○さんは結婚したばかりで(籍を入れていたかどうかはわからない)お祝い半分、じゃま半分ということでま○とと二人で遊びに行ったのだ(実際は呑みに行った)。
例によって組長仲間は泥酔する。
バカ話に大声をあげて笑う!!!箸が転がっても笑ってしまうのだ。
数百回目あたりの笑いのときに、突然おと○さんの笑い声が聞こえなくなった。
「んっ?寝たんかっ、突然寝か?」ふっと、おと○さんを見ると大笑いの状態で止まっている。
でも、声はでていない。いや、実際には「あ、あーっ、あ、あー」とは出ている。
そう、あごがはずれてしまったのである。
NEW奥さんは大慌て!組長、ま○とは酔っているので大笑い!!
まあ、一応は先輩なので「じゃあ、医者に行きましょう」とおと○さん宅を出発した。
ここで、バカなメンバーは「一番早いのは車じゃん!つかまっても緊急だっていえばいい!!」ということになり、おと○さんのト○ノ出動となる。
この時当然のように、おと○さんは自分の車ということで運転席に乗った。
ま○とは後部座席、組長は助手席である。
おと○さんはあたりまえだが、あごがはずれたままである。
酔っ払っているのであまり痛みはないらしい。
車の中でも組長、ま○とは笑い話、全開である。
おと○さんも「あー、あー」いいながら楽しそう??だ。
いくつかの路地を曲がったときに「ドブッ!!」っという’音’が聞こえた。
瞬間、おと○さんを見た組長はとんでもない状態を見てしまった。
そう、おと○さんは長時間の笑いの体制のためか、車酔いをしたのか??であるが、戻してしまったのである。
しかし、それでもト○ノは快調に走り続ける。
で、次の路地を曲がった瞬間、例の奴らが居た。
皆さん期待の’おまわり’だ。
飲酒検問である。
おまわりが覗き込んだ瞬間の顔!!!
当たり前である、あごが外れてゲロってるやつが運転していて、プラス泥酔者2名である。
えじきだろう。
おと○さんは病院までパトカーで行った。
ま○とと組長はこってりしぼられた。
さいごに「お前ら、友達に対する思いやりがないなー」って言われた。
NEW奥さんはかなりかわいそうだった(らしい)。
連絡を受け、着替えを持って病院に行ったそうだ。
そのNEW奥さんの顔は、二十数年たつがいまだに見ていない。
2004年7月26日