今どうしても銀行いくの?

女の子の多い職場は大変である。
一時期、ハマのオヤジプロデュースのA○Gのとある職場は

女子=5人
オヤジ=2人
若者=3人
セクハラオヤジ=1人
山ちゃん=1人

大所帯となっていた。

何があったのかしらないが、コピーを取りながら泣いている女の子はいるし
派閥争いで飲み会が複雑になったり、いじわるしたりされたり大変であった。
幸いなことに、浜のオヤジわし飲み会で忙しく巻き込まれることはなかったが。
「何で××が泣いてるんだ?お前らはキチガイの集団か?」と社長に言われたことがある。

或る日、わしは1人休憩室に入った。
そこには女子が3人でなにやら深刻な話をしている模様。
ハマのオヤジは「おれ関係ないもん」といった表情でタバコをふかしている。
しばらく誰もしゃべらない。

き、厳しい!こ、こりゃなんとかしなければ!
わしは現状打破を行うべく知恵をしぼった。

軽くジョブでギャグを言ってみる。
皆「・・・」
無反応だ。
誰も笑わない。
これはよけいにまずい!。

なぜ浜のオヤジまで・・・。

浜のオヤジをいじってみる。
浜のオヤジがこんなときに限ってノリがわるい。
浜「なんすかーーー」

・・・他人事である。

ひ、ひじょーにまずい!しばらく考えたあげく
「よし!これだ!」

わしは万感の願いをこめてこう言った。

わ「さーてそろそろジャニーズの面接の時間だからいこーっと!」
満面の笑みである。

・・・誰も何も言わない。
浜のオヤジはちょっとニヤリとしたがそれだけだった。

すかさずある女の子が真顔でこう言って出て行った。

女「銀行行ってきます。」

おわり