浜のオヤジ、プレミアムアイテム
浜のオヤジと知り合って間もないときであった。
何故、浜のオヤジにはさからえないか?・・・
その理由のひとつとなる事実が発覚した。
浜のオヤジに逆らえない理由。
(1)CA○IAに関しては永遠に勝てないから。
これは明白な答えである。
が、しかし(2)がある。
・・・スロット「吉宗」で「くの一」が天井を走る。
・・・障子のカゲから「鶴」がのぞく。
そんな「プレミアムアイテム」が浜のオヤジにも存在する。
何人が浜のオヤジの「それ」を見たことがあるだろうか?
その日は飲み会であった。
源ちゃんとわしは浜のオヤジをいじっていた。
わ「で、いったいいくつなんですか?浜のオヤジは」
浜「23ちゃい!」
源「いやいやいやいやいやいや」
・・・源ちゃん口癖のつっこみである。
わ「免許証見せてくださいよー。」
浜「やだよぉ〜」
わ「お願いしますよぉ〜」
・・・とても40男の会話ではない。
さんざんねばったあげく、浜のオヤジがしぶしぶサイフを取り出す。
浜「オレこんなのも持ってるんだよな〜」
浜のオヤジがサイフからなにやら取り出した。
わ「なんでマジメにアマチュア無線の免許なんか取ってるんですか〜」
・・・次の瞬間、源ちゃんとわしは免許を手に取ると一瞬にして固まった。
そこには、この世のものとは思えない極悪非道な人相の浜のオヤジの写真が・・・。
これは絶対「アマチュア無線技師」を持っている人間の顔じゃない!
アマチュア無線技師の試験には「面接」はないの?
・パンチパーマ。
・口ひげ。
・眉間のしわ。
・・・浜のオヤジがこっちを睨みつけている。
思わず「すみません。」と言ってしまいそうだ。
これは「ヤンキー」などと生易しいものではない。
・・・明らかに「極道」だ。
源ちゃんとわしはそれからというもの、
浜のオヤジにさからえないようになった。
・・・第2の理由、それは
(2)こわいから。
である。
「浜のオヤジスーパープレミアムアイテム」は、
忘年会の時に出現する可能性が高いという。
おわり