無線は楽しい!
CB無線がはやっていた。
今みたいに携帯電話もないし、車で友達としゃべれるとは夢のようだ。
ヒマでバカな学生であったため、くだらない時間の使い方をしていた。
わしは友人ののりちゃんと毎日のように無線をしていた。
のりちゃんから自宅に電話がかかってくる。
の「明日の予定決めるんで電源いれてやー」
わ「わかったー」
自宅の庭ではのりちゃんの電波が入らないため、家から車で10分くらいの山の上に移動する。
のりちゃんは自宅に無線機を持っていた。
山の上で1時間くらい待ってものりちゃんから呼び出しがないため家に戻った。
再びのりちゃんから電話がかかってきた。
の「わりぃわりぃ。友達から電話があってのー。これからやるわー。」
わ「ええでー」
わしは再び車で山の上に行った。
の「入る〜?」
わ「よくきこえるでー」
の「明日10時でええか?」
わ「ええでー」
の「りょうかーい」
のりちゃんとわしは明日遊びに行く時間を決めた。
・・・帰り道わしは思った。
これってさっき電話で話せばよかったんじゃん。
おわり