【漫画のようにコケる編】
(2004年8月1日昼)
わしは今「むちうち」である。
さっき医者にそう言われた。
ギブスをつけるほどではないが首を動かすと激痛が走る。
今、接骨院から戻ってきたばかりである。
先週、サクラがしっぽに怪我をした。
包帯を巻いたがすぐ「スポン!」と取ってしまう。
・・・これはヤバイ。
なにしろ、しっぽの出血で、家中血だらけなのである。
たまりかねた「わし家」は治るまでサクラをケージにいれることにした。
わ「ケージ買ってくる!」
わしは近所のオリンピックまで歩いてケージを買いに行った。
重いが、何とか持って帰れそうだった。
徒歩5分の距離にあるオリンピックから
10kgはあるであろうケージのハコを両手で抱え歩き始めた。
「お、重い・・・。」
背中に背負ってみようとしたが、なかなかしっくりこない。
バカなわしは、背中に背負ったハコをそのまま後ろ手で頭にのせてみようと思った。
インドの人とかが「つぼ」を頭にのせて満面の笑みであるいているアレである。
前かがみになったわしは、巨大なダンボールのハコをズリズリ頭の方へ移動した。
「も、もうちょっとだ!」
しかし、1.2m×60cm厚み15cmの箱の重心が
そう簡単に頭のてっぺんに一致するはずはない。
ここぞと思い、思いっきり頭を持ち上げた瞬間!
「ガコン!」
ハコの重心が思いっきり前にあったため、「おんぶ」の体制のわしは
思いっきり頭を前に押し曲げられる格好でそのまま前のめりに倒れ「ハコ」の下敷きに。
通りがかったおばちゃんが、
「まーまーまーまーまー」
と、驚いていた。
おわり