ねぇ、ビールまだぁ?(6)
【のりこかんべんしてよ!編】

都会に生きる男・わし、などと広島の片田舎で自己満していた山口県出身の
わしは、本当の都会を知らないまま25さいになっていた。

当時の彼女はとても思いやりのある良い子で、なかなかであった。
(今思うと、40代にしかわからない杉浦幸に似ていた。・・・・・ぶさいくである)

ある日、わしは日ごろの図面書きでコキ使われたため、胃潰瘍になった。
彼女はえらく心配してくれて、弁当やら作ってくれた。

ある日、夕方から車で迎えに行くと、
の「ねーねー、今日はいいとこつれてってあげるからね」
わ「(鼻の下ビローーーーん)まじでー」

そうか、あーしてこーしてあんなことこんなことって意味だな。
「ひゃひゃひゃ。」
・・・エロ全開である。

の「次の角右にまがってーーー」
わ「りょうかい〜」
・・・そこは、ラブホテルエリアへの入り口であった。

いくつかのラブホテルを通り過ぎ車は進んでいく。
わしは絶好調であった。(何が?ナニが・・・)←ありましたなーこんなギャグ。

しばらくして車はラブホテルエリアを抜けた。
「はて?どこに行くつもりなんじゃ?」
でかい建物の前に車を止めた。
夜なので状況がよくわからない。

の「そこだよ」
わ「ここ何?」
の「コッチ来て!」

わしは建物の中へ入った。
体育館のような広いフロアにたくさんの人が向かい合って座っている。
なんとそこは○光教の道場であった!。
みんな手をかざしあっている。

「いいところってこれかよーーーーーーー!」

わしはそこで教祖様の「ありがたいお話の紙芝居・上」を見せられ
「下」はいつ見に来れるかとさんざん聞かれた。

のりことはそれ以来会っていない。

おわり