ねぇ、ビールまだぁ?(4)
【おまわりさんの誕生日を聞く編】
年をとるにつれて酒癖が悪くなっていく。
これはストレスのせいだろうか?
飲み会の帰りには必ず荒れてしまう。
アッキーに止められながらも倒した駐輪場の自転車1列。
(アッキーごめんね。いっぱい起こしてくれてありがとう)
たちが悪い。
ある日、フラフラしながら歩道を歩いて家に向っていると
向こうからチャリのおまわりが2台やってきた。
なんと、わしとすれ違いざまにそのうちの一台がわしのカバンをかすっていった。
(恐らく「触れた」程度だったのであろう・・・)
わしは知らん顔で行こうとするチャリおまわりに向って言った。
わ「おいおい〜ぶつかったでー今!交通事故やでー。」
おまわりは行ってしまいそうだった。
人間、無視されると異常にハラが立つ!
わ「交通事故やでー!」
(まさかおまわりが戻ってくるとは思っていないので強気である!)
おまわりが停止し、こちらに戻ってきた。
「げげっ!」
お1「すみません、ぶつかりましたか?」
わ「逆だったら見逃さんくせにぶつかって逃げようとしたろうがー」
(わしの絡みどころがわかったらしく)
お2「すみません、怪我はしてませんか?」
わ「痛みちゅうのは時間が経って出るけんのー」
お1「解りました。もし明日何かありましたらここに電話してください」
わ「あんたは話がわかるのー」
(お2はかなりムカついていたらしく)
お2「それでは、お名前と連絡先おしえていただけますか?」
わ「○○じゃ」
お2「生年月日は?」
・・・ここでよっぱらいのバカなわしは
わ「何で生年月日までワシがあんたにいわんにゃあいけんのんかね?」
お2「規則でして」
わ「人に生年月日聞くならまず自分が言うのが礼儀でしょー」
お2「わたしは○○年○がつ○生まれです」
わ「じゃー言うわー。わしは「○○年○がつ○にち!」
・・・何でかわしはお回りと同じカッコで手帳にメモりながら聞いている。
・・・バカ丸出しである。
一連のやりとりが終わり、おまわりが去っていく。
去り際に、肩の無線マイクで署に報告していた。
お2「・・・・・泥酔者に職務質問・・・・・」
翌日、手帳にひらがなで
「おまわり ○がつ○にちうまれ」
と書いてあったのには笑えた。
おわり