所長ったら昼から・・・

 

ある日、所長池しゃんにおねだりをされて

ラーメン屋にお昼ご飯を食べに出かけた。

それを嗅ぎつけた両ちゃんクロが、

「俺も行きまーーーす」と言い出したので

仕方ないからDZ号に詰め込んだ

 

T*Oから山側へ走ること10分。

所長は、あの日のカモ事件並の軽快なフットワークで

目的地である「いやし屋」へ急いだ。

 

「いやし屋」とは池袋の大勝軒がのれん別けした

三河の隠れた名店である(池しゃん談)

 

辿り着いた一行は窓沿いのクーラーの涼しい席を確保すると

メニューにかぶりつきながら注文を決め始めた。

 

両ちゃんは、いやし屋ラーメン大盛り+焼豚丼

クロは、つけ麺大盛り+焼豚丼

池しゃんは、ラーメン+焼豚丼

所長はラーメンのみ

 

ちなみに大盛りの麺は、500gあるらしい

 

店員が慣れた感じで注文を聞き終わり、

立ち去ろうとする瞬間に池しゃんは大きな声で引き止めた!

 

「すいません、麺は固めでお願いします」

店員はコクリとうなずいた。

所長はどうする?」池しゃんは聞いた。

「わたくしもそれでお願いするわ」

 

数分後、池しゃん所長の注文した注文の品が出てきて、

すぐに両ちゃんクロの注文の品も出てきた。

 

マッタリとしてるが、さっぱり魚出汁のスープと

大勝軒ゆずりの太い麺が奏でるハーモニーに酔いしれる。

つけ麺は最後に魚出汁スープ割りを施したチューンで

蕎麦湯のイメージで〆るのが通らしい!

 

満腹の4人。これ以上はムリである。

「さて、帰りましょうか」

 

お会計で両ちゃんは1番で支払い、表で涼んでいた

 

しばらくして池しゃん大喜びで表に飛び出してきた

結構な間があったような気がする・・・

 

「聞いてくれよ、所長麺の固さが硬くなかったので

 御代は頂け無いって言われちゃったよ」

なんか焼豚丼しか払ってないんだぜ」

 

さらに所長が出てきた。満面の笑みである

「おーほっほっほ、ちょろいもんね」

 

もしかして所長が裏で手を回したのかもしれない!

両ちゃんは思った。

 

ハッ!まさかインテリ無銭飲食・・・

いや昼から実行するなんてありえない。

まだが入っていないのに・・・

もしそうだとしたら、おあつ以上の要領である。

 

でも、所長に殺されるかもしれないので

両ちゃんは聞くことができなかった。

 

そして車が走り出し、

後には所長笑い声だけがこだました。。。

 

「おーほっほっほっ」ってね!

 

おわり

 

 

【かきおき】

話したことがばれたら所長抹殺されるかもしれません。

しばらく旅に出ます。

お願いですから、探さないで下さい

                  三河の両ちゃん