出来ちゃってる!くさった桃
まだ、暑さも残る、秋の日、あるチームで食事会
(しつこいが、食事会とは飲み会の事である)があった。
出席者は、多数なので、詳細はここでは上げないが、主要メンバーを上げておこう。
(話の展開で必要、な人もいる)
・ 焼肉ソースマン
・ おあつ(但し、今回は脇役)
・ ベェビー
・ 三河の両ちゃん(別名:関西人)
・ イ○しゃん(別名:募集中)
・ 浜のオヤジ(別名:組長)
・ アガリクス
・ 所長(酔っ払い研究所、所長:主人公である)
第1話 浜のオヤジの行動
浜のオヤジは、その日、アン○ィーズに車を置きに帰り(飲酒運転はダメだよ)、
食事会の場所に出発!と腰をあげた。
(浜のオヤジは、食事会への遅刻はまれだ。仕事にはよく遅れるが...長年の後輩談)
タクシーを呼び、ルンルンで「今日も酔っ払っちゃおっと」乗り込んでから気が付いた。
「場所が、よ〜わからん!」しかしながら、こんな時もおあつと違い、浜のオヤジはあわてない。
ズラっちとは違い、おでこからではなく、ポケットからPDAなる物を取り出し、電源を入れた。
PDAの中(といってもデータとして)に、店の地図が入っている。
○ケしゃんが送ってくれた地図を、そのままPDAに入れておいたのである。(かしこいな〜)
しかし、ここからが、ちょっと‘あつチック’だった。
(「あつチック」とは‘おあつ、あつを’の二人がしそうな事:と狭辞苑に載っている)
地図は出てきたが、細かいことが分からない。(良く見えないのだ)
運転手に「見ろよ!ここに行くんだ!」と言ったが、運転手も年配でめがねをかけかえている始末だ。
あーだ、こーだと、5分位ホテルの前で騒いでいると、フロントの兄ちゃんが出てきて
「どうしたんですか?」
PDAを見せて、浜のオヤジが「ここに行きたいんだけど、見えね〜んだ!」(機嫌、悪い)
フロント兄ちゃん「ここを、こうすると、大きくなりますよ」
地図が大きくなり、浜のオヤジにも運転手にも、良く見えるようになった。
こうして、フロント兄ちゃんのお見送りを受け、無事に出発し順調に豊○市の渋滞を抜け、
予定通りの時間に到着することが出来たのであった。
ちなみに、目的の店は、運転手宅の裏手であった。
第2話 焼肉ソースマンとの一時
時間通りについた浜のオヤジであったが、店には誰も居ない。
「んっ!?いじわるされたんか???」
と思い店に入って聞いてみる。
確かに予約は入っているようだ。
店の隅っこでポツッと待つ浜のオヤジ。
心の片隅で「の、呑みたい!」とつぶやく!
その時、焼肉ソースマンが登場した。
(彼も肝臓様を立派に育てているらしい。プリンちゃんを気にしている)
「こんちは・・」
「こんちは、どーやって来たの?」
「うん、歩いて・・」
「えっ?」
かなりの距離である、浜のオヤジはびっくりした。
まあ、彼はよく記憶を飛ばし(当然、呑みの時だが)歩いてホテルに帰るらしい。
大したものである。何をしでかしたか覚えて無くてもちゃんと帰る事が出来るということは....
「皆、来ないですねえ。遅いですねえ。呑み始めちゃいましょーよ!」
あんた、今来たばかりじゃん。
で、皆が遅いって言ってんの?
まあ、浜のオヤジも心の中では同じだったので、早速オーダーしてしまった。
「生ビール、2っつ!」
第3話 場所を変えて
なんやかやと、いつものよーに大騒ぎだった1次会。
うわさでは、今回おあつはスマートに呑んだらしい。
会費はどーしたの?と聞きたかったが、カッコつけているおあつを下げてしまう事は
出来ない心の優しい浜のオヤジであった。
2件目へ移動した。
薄暗いお店である、かなり広そうだ。
洋酒系が出てくるらしい。
まあ、浜のオヤジにはあまり関係が無いが・・・
(皆さんご存知の通りビール党だからだ)
階段の下みたいな所にあるテーブルに通された。
メンバーは冒頭の8名だった(様な気がする)
ここで、今回の主役である所長を紹介しよう。
所長は女の子である。
いつからとは聞かないでください。
(かなーり、長い経験値はあるらしい)
あまり説明をすると浜のオヤジの命が殺される!
ただ、浜のオヤジと同じ位CA○IAの操作経験があるそうだ。
(V3かららしい)
所長はすでに「うひゃひゃ」状態で、店の人に
「ワイン、持ってこーい!」
「遅いぞー!」
といった調子だ。
また、所長は他の人に注ぎまくる。
ボトルがどんどん空になっていく!
「まーだー?」
「はやくー!」
浜のオヤジはビールを呑んでたんでマイペースを維持できるが
ワインだったら・・・・である。
第4話 まだまだ
所長はときどきつぶやく
「酒、おいしいねー!」
このときの顔は普段の顔、呑んでいない時の状態である。
が、しかし次の瞬間
「はよー、もってこーい」
になってしまう。
死人状態の奴がゴロゴロである。
い○しゃんは半死状態である。
アガリクスも潰されてしまった。
所長は‘つぎ’に歩くときにゴットン、ゴットンとあちこちにぶつかる。
ビンを持った手を壁にぶつける、テーブルの角にもガンッ・・・。
戦場と化してしまったのでお開きとなる。
支払いは皆の代表、さすがは所長らしく
きちっと払っていた。
第5話 発見、確認
次の日、皆は‘戦場から帰ってきた’といった様子で○SOに出勤してきた。
三河の両ちゃんが2次会の集金をしている。
所長が来た。
やはり、調子が悪そう、である。
所長は三河の両ちゃんに言った。
「い、いくらー?」
「って、所長が払ったんじゃん!!」
「そーかー、どーりで・・・」
財布を持つ手首をフッと見ると、
腐った桃があった。
「所長、だいじょーぶー、痛くない?」
「うん、痛くない、今の所は!他にもあるよ!!」
足首を見せた。
そこにも腐った桃は2個あった。確認できた。
「まだまだあるよー。でも、どーしてなんだろー??」
あんた、ボコボコぶつかっとったやん。
人生、長いのに分からんのかい。
終わり