Can beのトイレの電話

 

第1話 ホールイワン

 

ある夜、関西人はいつものおやじ達と飲みに行った

当然のごとくこの話は2件目以降の話である

 

Canbeとは、浜のオヤジが良く行く店で

いつもの99番ボトルがある

 

ヒゲは「早く梅入れろってばぁ」とダダをこね

浜のオヤジは「眠い・・・」とインターバルに入りそう

 

説明しよう:インターバルとは?

浜のオヤジ王様のインターバルにはベホイミの効果があり

なぜか寝た後は必ず元気になる奥の手なのだ!

 

Hotelで寝れば良いのに・・・と関西人とおあつはいつも思う。

 

(今日も元気になるな)と悟った関西人

「こちらも長期戦の準備をしなきゃ」とトイレに向かった

 

Canbeのトイレで関西人はようを足し、

便所を流した後に入ってきたメールを確認しようと

電話をズボンのポケットから出そうとした・・・その時!

 

よっぱらいとは怖い生き物である。

 

手にあったはずの携帯の感触が消えた瞬間、

池ポチャのポフーンという音が聞こえた

しかもどこかにぶつかった音も無く・・・

 

「Noooo、俺のアホーーー」

 

関西人が恐々イケテル和風便器を見ると

赤いドコモの携帯がうかんでいた

 

すぐさま拾い上げると、無謀にも乾かさずに電源を入れてしまった。

そう、ショートしてしまったのである

この時ほど酔っ払いというのを実感したことはなかった。

 

関西人がトボトボ便所から帰ってきたころ

浜のオヤジはゆっくりと目を覚ました

 

 

第二話 当然のイジリ

 

トボトボの関西人がソファーに腰を下ろした反動で

浜のオヤジはなんとなく目が冷めてしまった

「何だよ〜悲しそうじゃねーかよ」-.-メ ニヤリ

「トイレで携帯、落としてもーた・・・」

 

ガバッ!っと起き上がり

「何!落っことしたの〜ぉ」と少年の笑みを見せた。

こんなすばやい浜のオヤジはかつて見たことない。

関西人はお手拭で携帯をフキフキしながら

「でね、電源入らないし、BACKUPないんですよねぇ」

 

「お前アレだぞ、すぐONするとショートするんだぞ」

「あーあーどうする。DOする」

こうなれば浜のオヤジペース!

ヤレ汚いだの、ホレ臭いだの・・・汚物のオはアレだの。

店の人まで「落としたの〜」と言われる始末・・・

 

ヒゲさんも「俺もあるんだよねぇ」と慰めてくれる。

(あなたは防海水仕様じゃないの?)と思いながらも

元気がないので突っ込みはできなかった

 

不幸な関西人は帰りのタクシーで2000円札を出したら

おつりが7000円戻ってきたので少し救われたようで、

運転手が気が付かないうちにマッハで帰り、

夜中に家で一人で飲みなおした

 

 

第3話 教訓反映

 

次の日、関西人は携帯のBACKUPができないことを確認し、

赤外線でデータ送信するためにネットで同じ携帯を探した。

 

当然、周りから

「買うの?クスッ・・・落としたから」

「なんか臭うのよねぇ、これ」

 

酔っ払いやから、落とした直後に洗面所で

ジャブジャブ洗ったっちゅーねん(怒)

それが致命傷だったという噂もある・・・

 

でも、よっぱらい研究所:所長

「酔っ払いだから・・・ね」は救われたかも。

きっと所長だから同じことをしたはずだ!

 

「あっ、3000円だ!これにしよ。」

世の中にはYahooオークション参加費が払えない人もいるらしいが、

関西人は‘その人’には申し訳ないと思いつつ買うことにした

 

後日300件以上を1件1件送受信して、

なんとか復旧した

 

この事件のあと、ヤバイ飲み会と感じた場合は

首からストラップをして飲みに行くようになった

 

おわり